慢性的な激しい痛みに対するオステオパシー治療 2019年11月
2021年3月11日 木曜日
講師紹介 フィリップ・ドゥリュエルD.O. Philippe Druelle D.O.
フィリップ・ドゥリュエルD.O.は、その優れた業績により世界的に認められたオステオパスであり、世界で9つの伝統的なオステオパシーカレッジを創設し、学生の指導にあたる他、セミナー講師として複数の大陸にまたがって精力的に活動されています。オステオパシーの概念を頭蓋内に応用し、脳の機能を再び活性化させる数多くのテクニックを開発してこられました。小児科、婦人科、産科の分野でも多大な貢献を残し、脳震盪の後遺症の緩和にも寄与されてきました。現在までに学生及び施術者向けにオステオパシーの専門書28冊執筆されています。また、偏りなく、オールマイティーにオステオパシーの伝統を引き継いでいる数少ないオステオパスの一人であると言えます。小児科において多大な功績を残した故ヴィオラ・フライマンD.O.と懇意だったオステオパスでもあります。 このセミナーでは、骨格と内臓の間の生命エネルギーの相互関係について改めて学びました。このバランスを理解するには、血管と心臓および量子レベルでの人間の生理的バランスの調 節における感情の役割というさらに二つの要因についても知っておく必要がありました。また、患者さんの治癒のダイナミズムがポジティブに働くよう、施術する側の役割の重要性につ いても学びました。体性内臓・内臓体性のバランスを習得することによって苦痛の原因を取り除き、痛みをできる限り和らげるための実践に基づいたセミナーでした。 また、バイオメカニズム、バイオダイナミズム、バイオエネルギーのレベルにおける治癒のメカニズムを促進する要素についても深く知れました。疼痛の現象における血管樹、炎症過程、脳の神経可塑性、体性内臓・内臓体性の相互関係の重要性について、多くのことを学べた5日間でした。