オステオパシーの研究会は、受講生に充分な基礎医学的知識があることを前提とした非常に専門性の高い研究会です。
1972年、英国MaidstoneのESOを卒業。在学中にはJohn Wernham, Tom Dummer, Robert Lever, Harold Klug, Mervyn Waldmanに師事。Gez Lamb, DOは、「S.A.T.」の世界的第一人者であるTom Dummerのもと実務を開始した。また、初期「S.A.T.」の影響を受けることにより、骨の治療に対する最も機能的なアプローチを使い、いかに治癒反応を深めるかという、彼自身の理解を形成する。彼は様々な学科を様々な年齢層に教え、「S.A.T.」や一次呼吸メカニズムを学部生と院生に引き続き教えている。これまでにオーストリア、カナダ、ドイツ、スペイン、スウェーデン、そしてロシアでも教えてきたが、日本での講義は初めてとなる。
今回は、SATという脊柱の矯正から全身の様々な「層」に対する治癒を呼び起こすオステオパシーのアプローチについて学びました。
Conrad A.Speece, DOは、1974年からダラス・オステオパシー・スタディー・グループのメンバーです。そのスタディー・グループは1962年にロリン・ベッカーDOとジョン・ハラカルDOによって始められました。Conrad A.Speece, DOは、「靭帯性関節ストレイン」の著者の一人であります。Conrad A.Speece, DOの非常にわかりやすい教え方には定評があります。Conrad A.Speece, DOは、決められた時間通りに教えるというより、どちらかというと、出席者が原理とテクニックを理解するスピードに合わせてコースを進めます。Conrad A.Speece, DOは、偉大なるオステオパスであったローリン・ベッカーと16年間も一緒に研究してこられました。
靭帯性関節ストレインとは、サザーランドやフルフォードD.Oなどのアメリカにおける偉大なD.Oの身体に対する考え方なども受け継ぎ、伝統的なオステオパシーのエッセンスを継承しつつ今なお進化を続ける、オステオパシーの中でも代表的な体に対する診方とテクニックのひとつです。
ジャン・ピエール・バラルD.O. は、パリ医科大学オステオパシーマニピュレーション学科にて、ディレクター(及び講師)として務めるオステオパスであり、理学療法士です。メードストーン(英国)のEuropean School of Osteopathyより1974年にOsteopathic Medicineの免状を得て、1975-1982年には研究機関で脊髄生体力学を教授しました。
バラルD.O. は、各々の内臓が生理的軸を中心に回転するという革新的な理論に基づく内臓マニピュレーション(Visceral Manipulation)を開発しました。ジャン・ピエール・バラルD.O.は仲間とともに、進行中の臨床研究に基づいた神経マニピュレーション(Neural Manipulation)と総合関節トリートメント(Global Joint Treatment)を開発しました。
バラルD.O. は、バラル・インスティテュートのカリキュラム開発者でもあります。治療方法を様々な手技療法コースへと発展させ、1985年より教え始めました。また、これらのコースを指導できる国際講師陣を訓練し、彼らは世界中で活躍しています。1999年以降、バラルD.O. はグルノーブル(フランス)で、個人診療を継続しています。同じく1999年以降、グルノーブルのオステオパシー医大内臓マニピュレーション学科長、北パリ大学医学部の内臓マニピュレーション学科長、そして、セント・エチエンヌの国際オステオパシー・カレッジの教育ディレクターとして務めています。
ジャン・ピエール・バラルD.O.は、現代のオステオパシーにおいて、 内臓に対するオステオパシー的アプローチを深めた先駆け的なD.O.で、 世界的にも非常に有名なD.O.の一人です。
1971年にオステオパシーの名門校である英国のヨーロピアンオステオパシースクール卒業後、1973年フランスオステオパシー協会を設立,会長となる。メカニカル・リンク(ML)の方法と概念を公にスタートさせたのは1984年で、Eric Prat, DOと共著で「メカニカル・リンク」を出版した。MLは高い評価を受けることとなり、アメリカ、カナダ、ロシア、フランス、ドイツ、イタリアなど数多くの国々で講義を実施している。 また、複数のオステオパシー学校で非常勤講師を務めるほか、パリ大学13の医学部卒業(手技医学とオステオパシー)後、同学部で非常勤講師を務めている。
2013年2月に、健和トータルケアの施術者が参加した、メカニカルリンクの続編です。
1971年にオステオパシーの名門校である英国のヨーロピアンオステオパシースクール卒業後、1973年フランスオステオパシー協会を設立,会長となる。メカニカル・リンク(ML)の方法と概念を公にスタートさせたのは1984年で、Eric Prat, DOと共著で「メカニカル・リンク」を出版した。MLは高い評価を受けることとなり、アメリカ、カナダ、ロシア、フランス、ドイツ、イタリアなど数多くの国々で講義を実施している。 また、複数のオステオパシー学校で非常勤講師を務めるほか、パリ大学13の医学部卒業(手技医学とオステオパシー)後、同学部で非常勤講師を務めている。
メカニカル・リンクとは、 様々な解剖学的構造を分析するためのオステオパシーの一手法で、 発生学を根拠として身体の各部は力学的につながっているとして、 脊柱(骨盤、後頭骨を含む)、胸郭、四肢、頭蓋、内臓、動脈・神経系、皮膚など、 身体を8つのユニットとして診るオステオパシーの新しいアプローチです。
1983年 ESO卒業
1984~1992年 J.P.Barral D.O.と一緒に内臓セミナーを講義
1985~1990年 ESOで教師(イギリス)
1986~1992年 CIDOで教師
1993~1998年 WSOで教師(ウィーン)
2000年~ COFで教師(パリ)
2001~2006年 OSDで教師(ドイツ)
2002~2006年 CSOで教師(ローマ)
2001年~ セント・ペテルスブルグ医科大学のオステオパシー学校の教師。
ロシアのオステオパシー専門誌:オステオパシー・ジャーナルの主筆
2003年~ シャンベリーの身障児・恵まれない子供たちのためのオステオパシー
クリニックDONEの院長
WOF会長
今回のテーマは、2011年8月の研究会に引き続き、 筋膜というオステオパシーにおいて根幹ともいえるべきテーマで、さらに発展させた内容でありました。
1977~1981年 生物学助教授 Lord Fairfax Community College
1987~1989年 地域医療講師 Ohio University College of Osteopathic Medicine
1989~1994年 地域医療助教授 Ohio University College of Osteopathic Medicine
1994~1997年 オステオパシー理論実技准教授 University of Health Sciences, College ofOsteopathic Medicine
1998~2004年 地域医療准教授 Oklahoma State University College of Osteopathic Medicine
2001~2002年 AAO (The American Academy of Osteopathy) 会長
2006年~至現在 オステオパシー医学教授 Touro University College of Osteopathic Medicine
2011年3月 AAO総会にて、オステオパシー界において最高の賞であるA.T. Still Medallion of Honor (A.T. スティル栄誉メダル)を受
今回の研究会のテーマは、オステオパシーのテクニックの中でも非常に代表的なもののひとつである、カウンターストレインについて学びました。
1983年 ESO卒業
1984~1992年 J.P.Barral D.O.と一緒に内臓セミナーを講義
1985~1990年 ESOで教師(イギリス)
1986~1992年 CIDOで教師
1993~1998年 WSOで教師(ウィーン)
2000年~ COFで教師(パリ)
2001~2006年 OSDで教師(ドイツ)
2002~2006年 CSOで教師(ローマ)
2001年~ セント・ペテルスブルグ医科大学のオステオパシー学校の教師。
ロシアのオステオパシー専門誌:オステオパシー・ジャーナルの主筆
2003年~ シャンベリーの身障児・恵まれない子供たちのためのオステオパシー
クリニックDONEの院長
WOF会長
パオレッティD.O.の言葉
「オステオパシーテクニックでファシア(筋膜)に関係しないものは全くありません。施術者が患者のどの部位から施術するにしても必ずファシアを介在することになります。ファシアは、全てのオステオパシーテクニックを繋いでいるのです。ファシアは、病気に対抗する防御の出発点であり、様々な外傷(トラウマ)は、ここのレベル(ファシア)に記憶されます。今回のセミナーの目的は、ファシアの全ての繊細な面、機能、活動を紹介することです。発生学、解剖学、生理学、生物学の学習を通してセミナー参加者は、ファシアに関係する様々な治療の可能性を発見するでしょう。またセミナーでは、ファシアに関する最新の研究を紹介します。これにより治療の可能性を更に広げることができるでしょう。」
Philippe Druelle D.O.は、カナダ・ドイツ・スイスに合計8校のオステオパシー学校をもつ理事長であり、 小児科や婦人科に関しても造詣の深い、オステオパシー界でも屈指の実力者であり、指導者です。 彼は、1982年に神経・感覚・運動機能障害を持つ0歳~4歳児の子どもの治療のための『オステオパシー教育と研究のためのカナダ財団』を創設しています。この分野の専門家である彼は、発達・姿勢・学習の問題をもつ幼児に対し、 予防と治療の方法について世界中で講義を行っています。
この研究会のテーマは大まかに言って二つあり、ひとつは、 「出産を成功させるための準備の仕方」をオステオパシー的アプローチで紐解いていくということ、もうひとつは、「新生児や小児へのオステオパシー的アプローチ」です。
エリック・プラットDOは、1987年にディプロム・オブ・オステオパシー取得後、20年来ポール・ショフールDOと共にオステオパシー・メカニカル・リンクを進化させると同時に、教育にも従事しています。エリック・プラットDOは骨内力線、関節離開、頭蓋、循環系、神経系など、多くの分野に新しい展望を開きました。 国際的にも著名な講師であり、教え方が上手いことでも高く評価されています。
2010年7月15日~19日に、出席してきた、メカニカル・リンクの動脈と迷走神経系に関する研究会です。
Jane Stark D.O.は、The Canadian College of Osteopathyでオステオパスの資格を取得後、DOMP(オステオパシー徒手診療)の資格を得ました。 彼女の論文はアンドリューテイラー論文賞を受賞し、英語とドイツ語で出版されています。 彼女は、Collegeの教員メンバー・調査委員長・理事でもあり、加えて世界オステオパシー保健機構(WOHO)の上部委員会のメンバーでもあります。また、極めて優れたオステオパシー歴史家であり、膜についての各種調査・研究は、驚くべき能力を持っています。 特に、A.T.Stillと初期のオステオパシーについての研究に秀でたものがあり、2007年に、彼女はAndrew Taylor Still Universityの卒業生に、「A.T.Stillのアプローチの真髄」について講演しました。 現在、イタリア・フランス・ドイツ・イギリス・オーストラリア等、国際的に活躍されています。
この研究会は、組織学などの座学を通じてより深く、オステオパシーを実践するにおいて非常に重要なファクターである筋膜(Fascia)の特性をより深く理解するということと、オステオパシーの歴史をより深く学ぶという、主に座学を中心とした研究会でした。
1971年にオステオパシーの名門校である英国のヨーロピアンオステオパシースクール卒業後、1973年フランスオステオパシー協会を設立,会長となる。メカニカル・リンク(ML)の方法と概念を公にスタートさせたのは1984年で、Eric Prat, DOと共著で「メカニカル・リンク」を出版した。MLは高い評価を受けることとなり、アメリカ、カナダ、ロシア、フランス、ドイツ、イタリアなど数多くの国々で講義を実施している。 また、複数のオステオパシー学校で非常勤講師を務めるほか、パリ大学13の医学部卒業(手技医学とオステオパシー)後、同学部で非常勤講師を務めている。
メカニカル・リンクとは、 様々な解剖学的構造を分析するためのオステオパシーの一手法で、 発生学を根拠として身体の各部は力学的につながっているとして、 脊柱(骨盤、後頭骨を含む)、胸郭、四肢、頭蓋、内臓、動脈・神経系、皮膚など、 身体を8つのユニットとして診るオステオパシーの新しいアプローチです。
「レンゾー・モリナリ」という名前を聞くと、日本人のように感じますが、ご両親はイタリア人であり、Renzo Molinari, DOご自身はフランスで学問を学ばれました。今年で32年の経験を誇る、オステオパシー界のリーダー的存在で、AAO(American Academy of Osteopathy)に対しても強い影響力を持っています。世界的にも有名であり、誰からも好感を持たれる素晴らしい人格者であり、かつ高いレベルのオステオパスでもあります。Renzo Molinari, DOは、トム・ダマーの高弟で、フランス・オステオパシー・カレッジの設立に協力し、最初の校長となります。その後、ヨーロピアン・スクール・オブ・オステオパシーの校長になり、大学としてのステイタスに向けて、スクールの発展に努めました。ヨーロッパ・オステオパシー・アカデミー・ネットワークを創立し主導した後、WOHO(World Osteopathic Health Organization)創設に尽力し、初代会長となります。
Renzo Molinari, DOは、大学・大学院レベルかつ世界的レベルで様々なオステオパシーのトピックを教えることのできる、幅広い経験を有しています。そして実際、数多くの国際セミナーで、重要な講師として賞賛を受けています。 現在は、ロンドンの2つのクリニックでコンサルタントとして勤務しています。
この研究会では、GOT(General Osteopathic Treatmentの略)という非常にトラディショナルなオステオパシーの技術を学びながら、その後は、リトルジョンというオステオパシーをイギリスなどのヨーロッパに広めたD.O.が、 人体についてどのような理解をしていたのかということを学びました。