1977~1981年 生物学助教授 Lord Fairfax Community College
1987~1989年 地域医療講師 Ohio University College of Osteopathic Medicine
1989~1994年 地域医療助教授 Ohio University College of Osteopathic Medicine
1994~1997年 オステオパシー理論実技准教授 University of Health Sciences, College ofOsteopathic Medicine
1998~2004年 地域医療准教授 Oklahoma State University College of Osteopathic Medicine
2001~2002年 AAO (The American Academy of Osteopathy) 会長
2006年~至現在 オステオパシー医学教授 Touro University College of Osteopathic Medicine
2011年3月 AAO総会にて、オステオパシー界において最高の賞であるA.T. Still Medallion of Honor (A.T. スティル栄誉メダル)を受
今回の研究会のテーマは、オステオパシーのテクニックの中でも非常に代表的なもののひとつである、カウンターストレインについて学びました。
カウンターストレインというのは、故ローレンス・ジョーンズD.O.(USA)によって開発された、テンダーポイント(圧痛点)に対して、ある一定の肢位を約90秒間取ることで筋膜を通じて筋肉の緊張を正常にし、 機能障害を回復させるテクニックです。
スラストテクニックのような直接的に関節の制限などに介入するテクニックとは対照的に、 痛みが和らぐ姿勢や位置に体を持っていき、機能障害を和らげるという、 非常にソフトなテクニックであるところに大きな特徴があります。
その特性の一つとして、 例えば寝違い(頸椎捻挫)、ギックリ腰(急性腰痛)、膝内側々副靭帯損傷、 足関節捻挫のような症状に対しても無痛かつ安全に行うことが出来、そして劇的な症状の変化をもたらすことがあります。また、上記のような急性の症状に対しても、無理なく行えることもカウンターストレインの特徴かもしれません。
健和トータルケアの施術者は、以前からカウンターストレインについては知っていましたし、 施術の中でもそれに近いことを行うことは多々あったのですが、この度来日されるグローバー博士の前評判が非常によいことと、オステオパシーの中でも非常に代表的なテクニックであるカウンターストレインを、 世界的にも非常に有名な、一流のドクター.から学べる機会も今後なかなかないだろうと思い、 出席してきました。
たまに、スラストテクニックなどの、直接的なテクニックを苦手とする方に対しても、カウンターストレインを掘り下げて学ぶことでさらに安心感とクオリティーの高い施術が提供できるものと思います。
今までもそれに近いテクニックを自分で編み出していましたが、 改めてカウンターストレインを学ぶことで、より、優しい施術をご提供できる方法として 研究会に参加して良かっとと思っています。
これからもさらなる進化をとげるべく、 精進していきたいと思います。
非常に心に残る研究会となりました。^^