考えること、感じることのできるオステオパスの手 2019年8月出席
2021年3月11日 木曜日
講師紹介 ジュリー・マイ D.O. (Julie Mai D.O.)
ジュリー・マイD.O. プロフィール
オステオパシー医師ジュリー・マイ博士は、ヴィオラ・フライマン博士の下で働き学習障害など様々な発達障害を持つ子どもたちの治療を経験し、また、新生児によく見られる問題や、今一つ最良とは言えない健康状態の妊婦を含む大人の課題にも取り組んだ。 「人体は構造的にも機能的にも知的な存在であり、生命が与える困難に対処できるよう造られている。天から授かった自己治癒力が構造的な制約によって自由に発揮されない時、身体にそっと触れる事により自己治癒力を働かせてあげる事が 必要なのだ」という信念を持つ。 ジュリー・マイ博士はカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で生化学の理学士号 を取得後、トウロ大学オステオパシー医学部(TUCOM)を卒業した。実務研修後、ヴィオラ・フライマン博士が設立したオステオパシック・センター・フォー・チルドレン&ファミリーズにて同博士と密接に小児患者の診療に従事した。また、フライマン博士の他に もカナダのフィリップ・ドゥリュエル D.O.、セント・バーナバス病院(ニューヨーク)オステオパシック・マニピュレーティブ・メディシン・レジデンシー部長ヒュー・エットリンガー博士をはじめとする米国内外の数多くの経験豊富で著名なオステオパスに師事し た。オステオパシーへの貢献を称えられ、A・ホリス・ウォルフ・ケース・プレゼンテー ションのメダル、ヴィッキ・E・ダイソン奨学金などを獲得している。また、オステオパ シック・クラニアル・アカデミー修業証書および CEDH クリニカル・ホメオパシーのデ ィプロマも取得している。2016 年にはフィリップ・ドゥリュエル D.O.よりカレッジ・オブ・オステオパシック・スタディーズ(モントリオール)の名誉あるコンパニオン・オブ・オステオパシー&オノラリー・ディプロマを授与された。マイ博士はさらに口腔外科医ダリック・ノーズストロームズ博士とも密接な連携関係にあり、同博士の ALF(Alternative Lithtwire Functionals)器具とオステオパシー治療を組み合わせたホリスティ ックなアプローチによって歯科矯正治療を受ける患者が最適な効果を得られるためのサポートをしている。オレンジカウンティとサンディエゴの歯科医師団とも連携し、患者への ALF 機器の導入の円滑化を推進している。アメリカ・オステオパシー学会(AAO)、ク ラニアル・アカデミー、アメリカ・オステオパシー協会(AOA)、ALF インターフェース学会会員。現在はオステオパシック・センター・フォー・チルドレンの理事を務める。 オステオパシック・センター・サンディエゴのオステオパシーズ・プロミス・トゥー・チルドレンおよびオステオパシック・クラニアル・アカデミーの講師陣の一人として活躍す るほか、トウロ大学オステオパシー医学部(TUCOM)の非常勤講師も務めている。 健和トータルケア施術者コメント 小児科オステオパシーにおいて世界的に著名で、小児に対して多大な貢献をなさったヴィオラ・フライマンD.O.に学生時代に誘われ、以後、ご自身も妊娠・出産を経験しながらも、10年間フライマン先生と共に仕事をしたオステオパシー医師であるジュリー・マイD.O.の国際セミナーの続編に参加してきました。 このセミナーの素晴らしかった所は、マイD.O.が全ての受講生に、手渡しでフライマンD.O.やご自分の手の感覚を伝えることに非常に熱心でいて下さったので、感覚の共有が出来て大変学びになりました。小児施術は日常的に行っていますが、最近では脳梁欠損症、てんかん発作から脳梁離断術を受けた小児、ADHDや自閉症スペクトラムと診断された小児など、様々なお子様の施術に当たらせて頂いていますが、フライマン先生の意志を継ぐ小児科のエキスパートから直接手ほどきを受けたのは非常にためになりました。