2018年6月1日~6日までは、
モントリオール・オステオパシー・カレッジ(Collège d'Études Ostéopathiques de Montréal)、
CEOにてオステオパシー国際シンポジウムに参加してきました。
6月1日はカンファレンスにて、
多数のプレゼンテーターがオステオパシーや様々な研究・臨床のお話をして下さり、
6月2~5日はワークショップ。
6月6日は、ポストシンポジウムのワークショップが開催されました。
我々が今回選択したコースは、
4日間のワークショップは「ブレス・オブ・ライフ」というテーマで、
日本語に直訳すると「生命の息吹」となりますが、
このテーマは説明するのが非常に難しいものではありますが、
実は、伝統的なオステオパシーにおいては、
人の自然治癒力を引き出すのに、根源的にこのブレス・オブ・ライフを臨床に活かしており、
半ば、現代のオステオパシーにおいては失われてつつある非常に深いテーマを、
実際に伝統的オステオパシーのエッセンスを深く引き継いでいるフィリップ・ドゥリュエル先生から直々に学んだ4日間でした。
1日のポストシンポジウムのワークショップのテーマは、上部頸椎でした。
上部頸椎は、人の椎骨の中でも非常に重要な所で、
ここに対する深い理解というのは、人の身体を施術する上でも必須です。
カイロプラクティックなどには上部頸椎だけを施術の対象にしている流れもございますが、
オステオパシーにおいても、上部頸椎の施術は格別の注意と慎重さをもって扱われています。
C0~C2(後頭骨~頸椎2番まで)は、
迷走神経などの自律神経系、頭蓋の血流などにも深く関わっており、
1日かけて、ここだけを対象にしたセミナーを受講しました。
今までも再三に渡って上部頸椎の知識と技術を学びましたが、その整理をした1日とも言えます。
非常に得ることが多い6日間でした。
モントリオールは私自身、非常に好きな街で、
滞在中の8割は勉強に費やしましたが、
今回は1日だけ、時差対策と観光日を設けたため、
10日間お休みさせて頂きました。
この機会を今後の臨床に活かせるよう、精進して参りたいと思います。
モントリオール・オステオパシー・カレッジ
(Collège d'Études Ostéopathiques de Montréal)
http://www.osteopathie-canada.ca
シンポジウム詳細
(Au 35e Symposium International d’Ostéopathie de Montréal du 1 au 6 juin 2018 )
https://www.symposiumceo.ca