ジャン・ピエール・バラルD.O. は、パリ医科大学オステオパシーマニピュレーション学科にて、ディレクター(及び講師)として務めるオステオパスであり、理学療法士です。メードストーン(英国)のEuropean School of Osteopathyより1974年にOsteopathic Medicineの免状を得て、1975-1982年には研究機関で脊髄生体力学を教授しました。
バラルD.O. は、各々の内臓が生理的軸を中心に回転するという革新的な理論に基づく内臓マニピュレーション(Visceral Manipulation)を開発しました。ジャン・ピエール・バラルD.O.は仲間とともに、進行中の臨床研究に基づいた神経マニピュレーション(Neural Manipulation)と総合関節トリートメント(Global Joint Treatment)を開発しました。
バラルD.O. は、バラル・インスティテュートのカリキュラム開発者でもあります。治療方法を様々な手技療法コースへと発展させ、1985年より教え始めました。また、これらのコースを指導できる国際講師陣を訓練し、彼らは世界中で活躍しています。1999年以降、バラルD.O. はグルノーブル(フランス)で、個人診療を継続しています。同じく1999年以降、グルノーブルのオステオパシー医大内臓マニピュレーション学科長、北パリ大学医学部の内臓マニピュレーション学科長、そして、セント・エチエンヌの国際オステオパシー・カレッジの教育ディレクターとして務めています。
ジャン・ピエール・バラルD.O.は、現代のオステオパシーにおいて、 内臓に対するオステオパシー的アプローチを深めた先駆け的なD.O.で、 世界的にも非常に有名なD.O.の一人です。
内臓マニュピレーションという技術や概念自体は、 過去にも何度も学んでいましたが、 創始者、それを最初に考えついて実行する人というのは、やはり、違う。異質であり、偉大です。
受講して何か言えるとすれば、 「素晴らしい」の一言でした。
本当に楽しい、研究会でした。 日々是精進。たったそれだけのことを、深く学びました。
研究会の内容
靭帯系
全般傾聴、局部傾聴
肝臓、付着と粘弾性、胆嚢、オッディ括約筋、総胆管
胃、裂孔、小弯、基底部、幽門、十二指腸ジャンクション、トライツ筋、盲腸後弁と盲腸
腎臓、左腎臓、生殖器との連結、右腎臓、消化器との連結
膀胱、尿道、尿管
S状結腸、直腸S状結腸ジャンクション
膵臓、横行間膜コネクション(meso - transverse connections)、脈管テクニック
脾臓、脾弯曲部コネクション、脾臓との関わり
腸間膜(根)、小腸、左右結腸曲、上行・横行・下行結腸