Jane Stark D.O.は、The Canadian College of Osteopathyでオステオパスの資格を取得後、DOMP(オステオパシー徒手診療)の資格を得ました。 彼女の論文はアンドリューテイラー論文賞を受賞し、英語とドイツ語で出版されています。 彼女は、Collegeの教員メンバー・調査委員長・理事でもあり、加えて世界オステオパシー保健機構(WOHO)の上部委員会のメンバーでもあります。また、極めて優れたオステオパシー歴史家であり、膜についての各種調査・研究は、驚くべき能力を持っています。 特に、A.T.Stillと初期のオステオパシーについての研究に秀でたものがあり、2007年に、彼女はAndrew Taylor Still Universityの卒業生に、「A.T.Stillのアプローチの真髄」について講演しました。 現在、イタリア・フランス・ドイツ・イギリス・オーストラリア等、国際的に活躍されています。
この研究会は、組織学などの座学を通じてより深く、オステオパシーを実践するにおいて非常に重要なファクターである筋膜(Fascia)の特性をより深く理解するということと、オステオパシーの歴史をより深く学ぶという、主に座学を中心とした研究会でした。
500年に及ぶ膜についての考え方を歴史的に見て、 人体において膜がいかに重要な働きをしているかを理解し、またジェーン先生は組織学や発生学のエキスパートであり、普段オステオパシーの治療において当たり前にアプローチしている筋膜をあらゆる角度から分析し、それをより実践に生かすということを学びました。
また、オステオパシーの始祖であるA.T.スティルについてなど、一般的な文献などではあまり知られていない歴史についても学びました。
また、体液アプローチという人体の液の流れを利用した治療手法についても学びました。また日頃の施術に生かせればと思います。