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オステオパシーにおける産科学と周産期 2018年8月出席
2018年9月5日 水曜日
講師紹介 アン=ジュリー・モラン D.O. (Anne-Julie Morand D.O. )

                        

 

アン=ジュリー・モランD.O. プロフィール

 

講師紹介 アン=ジュリー・モラン D.O. は、マギル大学神経心理学教養課程(2002 年)を経てウェールズ大学オステオパシー教養課程 修了後、2009 年 6 月オステオパシーのディプロム(D.O.)取得のため「ストレス、視床下部 – 下垂体 – 副腎系、サポートする近親者たち」と題する研究論文を執筆。身体、ホル モン、行動という側面に大きな関心を寄せている。2009 年以来、出産に付き添い、分娩のフォローに携わっている。モントリオールのカレッジ・オブ・オステオパシック・スタデ ィーズ(CEOM)およびその提携校(バンクーバー、ハリファックス)で婦人科・泌尿器 科学を教えている。また、2011 年よりモントリオール、トロント(カナダ)、サンクトペテルブルク(ロシア)、ドイツ、ロンドン(イギリス)、パリ、ニース(フランス)などで開催されるシンポジウムやカレッジで、オステオパシーに応用される産科学や神経科学の ワークショップやセミナーの講師を務めている。
アン=ジュリーは神経科学、身体・心・精神の健康、周産期、予防措置に強い関心を抱いており、これらをオステオパシーに取り入れ統合している。平衡を促進するための、ザイン(存在)を単一的 な全体として捉えるアプローチに精通している。 


 

健和トータルケア施術者コメント

 

2018年8月に、5日間に渡る『オステオパシーにおける産科学』と題されたアン=ジュリー・モランD.O.の国際セミナーに参加してきました。モランD.O.は世界的にも名門校であるマギル大学にて神経心理学を学んだ後、オステオパスの道を選んだという稀有な経歴の持ち主で、またご本人も2児の母であり、深い知識と自身の経験からくる説得力を有する産科学のエキスパートです。また、非常に多くの妊婦さんのサポートを経験しており、男性講師が行うのとは違う、女性的な観点から産科学の講義をして下さいました。また、非常にユニークな事として、ヨガにも通じており、ヨガ的観点とオステオパシーを統合しており、他に類を見ないセミナー内容となりました。

 

健和トータルケアの施術者自身も2児のパパであり、助産院にて2度、自然出産に立ち会っており、オステオパシー的産科学には非常に強い関心を寄せてきましたが、このセミナーでは改めて、妊娠するために大切な事や、妊娠中の周産期ごとにおけるトピック、内分泌系統の機序、出産時に考慮すべき事、産褥期の注意事項など、非常に多くの事を改めて知識的にも学んだ4日間でした。残りの1日は、モランD.O.のもう一つの専門である、『ストレスと免疫と回復力』というテーマの講義を受けましたが、これもまた、非常に興味深い内容でした。

 

オステオパシーは、創始者であるスティル博士自身も産科にも携わる医師でったこともあり、いかにして健康的な妊娠と出産と産褥期をサポートするかという事に多くの研究や関心が払われてきましたが、実際に出産を経験した女性の視点も交えながらのモランD.O.の講義は感動の連続で、改めてオステオパシーが妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんにどれだけ貢献できるかの可能性を提示して下さいました。日頃の臨床でも妊婦さんや赤ちゃんを見る機会が多々御座いますが、是非とも学んだことを今後の臨床にも生かして参りたいと思います。

 

また、今回はモントリオールのオステオパシーシンポジウムで仲良くなり、モントリオールに行く度にお世話になっているアレックスD.O.も来日し、非常に楽しく充実したセミナーでした。

 

 

 

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