11月17日~21日は、フィリップ・ドゥリュエルDOの研究会に参加するため、臨時休院日とさせて頂きます。
今回の研究会のテーマは『ムーブメント・オブ・ライフとバイオダイナミックフォース オステオパスは如何にして生命に働きかけるのか』です。
世の中にはテクニックセミナーはたくさんありますが、私は10年近くオステオパシーを学んできて、多くのテクニックを学べばより質の高い施術ができるようになるわけではないことを既に悟りました。(笑)そうではなく、如何にして、施術を受ける方の生命そのものを感じ取り、働きかけて、自然治癒力を引き出す手伝いができるか、そこには奥深い生命のダイナミックな営みが関係しています。
もちろん、施術者自身もひとつの生命体であり、施術を受ける方もひとつの生命体であり、その関わりの中にいかにして『治癒』の鍵を見出すか、今回の研究会のテーマはまさに、オステオパシーにおける生命との対峙の仕方など根幹的な内容となっています。
少々長期のお休みを頂いて恐縮ですが、また日頃の臨床に生かせるよう精進してまいりますので、
何卒、ご了承ください。
フィリップ・ドゥリュエル(Philippe Druelle)DO 略歴
フィリップ・ドゥリュエルD.O.、DScOはその優れた業績により世界的に認められたオステオパスであり、
数多くの伝統的なオステオパシーカレッジを創設し、学生の指導にあたる他、セミナー講師として複数の大陸にまたがって精力的に活動されています。
オステオパシーの概念を初めて頭蓋内に応用し、脳の機能を再び活性化させる数多くのテクニックを開発してこられました。
小児科学や産科学の分野でも多大な貢献を残し、脳震盪の後遺症の緩和にも寄与されてきました。
現在までに学生及び施術者向けにオステオパシーの専門書28冊を執筆されています。
また、偏りなく、オールマイティーにオステオパシーの伝統を引き継いでいる数少ないオステオパスの一人であると言えます。