2015年5月に、滋賀県彦根市から愛知県名古屋市昭和区桜山に移転。
2016年6月3日~8日まで、国際オステオパシーシンポジウムに参加してきました。
このシンポジウムには、世界中のオステオパス(Osteopath)、MD(メディカルドクター)、PhD(博士)が集まり、
様々なテーマでプレゼンやワークショップが開かれました。
この記事はブログですので、主観的な感想などを中心に書かせて頂きますが、
セミナーの詳細などは、『過去に参加した研究会の紹介』ページにても紹介しています。
シンポジウムに参加してみて、自分が今まで追求してきたオステオパシーの最前線に触れ、
感無量の経験となりました。
参加している方々のほとんどは、D.O.(ドクター・オブ・オステオパシー、もしくはディプロマ・オブ・オステオパシー)の称号を持っている方なのですが、私はフルクラム・オステオパシー・スタディ・グループのメンバーとして、シンポジウムを主催されているフィリップ・ドゥリュエルD.O.が来日した際に、我々のオステオパシーに懸ける情熱、姿勢、実力を高く評価してくださり、シンポジウムに快く迎えてくださいました。
実際にD.O.に囲まれて講義を受けたわけですが、正直に言えば、D.O.を持っている、持っていないということよりも、どれだけそれに情熱を注ぎ、勉強、実践してきたかということが重要なのだとも思いました。
決して、自分が歩んだ9年に及ぶ道のりは間違いではなかったと感じたところもあります。
実際に、講師やテーブルトレーナーの方々も、我々に非常に関心を抱いて下さり、
分け隔てなくご指導頂きました。
特に今回のシンポジウムでは、脳に関する知識と技術を深く磨きました。
オステオパシーでは脳自体にも働きかけることがありますが、
実際に脳の炎症を改善させたり、小児の発達に関わることでも脳の調整というのは非常に鍵となる事柄であり、
健和トータルケアの施術者も日頃から頭蓋や脳の施術を行っておりますが、
より深い知識と技術の研鑽ができたと思います。
また、赤ちゃんや小児科に関して、より詳しく勉強する機会ともなりました。私は小児の施術が大好きですが、それには私自身、二人の子供がおり、今現在0歳児の赤ちゃんがおりますので、赤ちゃんのことで悩む親御さんの気持ちが痛いほど分かるんですよね・・・。また、赤ちゃんのことで悩むお母さんや赤ちゃんの力になりたいという想いを、一オステオパスとして、また一父親として抱いています。
施術者の子供:2016年6月現在、生後7カ月
それにしても、モントリオールという土地はカナダの中でも非常に特徴的な街であり、
フランス系カナダ人が非常に多いのですが、それと共に、イギリス系、アメリカ系、他の国の移民などが入り交じり、
形成された独特のコスモポリタンの様相を呈しており、町の人々も本当に笑顔が絶えない町でした。
また、街中の街路樹にもリスが住んでおり、動物があまり人間を怖がらないんですよね・・・。(笑)
本当に、良い町でした。
また、一緒に行ったFOSGの仲間達や、新たに出会った海外のD.O.とも親しくなり、本当に良い経験をさせて頂きました。
今後も、健和トータルケアの施術者として患者様に喜ばれるよう精進していきたいと思います。
また、是非、今後もこうした機会を持ち、日頃の臨床に還元できればと思います。
長期間の休院日を設け、誠に恐縮でしたが、心から感動する経験となりました。
ありがとうございました。