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ケース④ 主訴:肩の挙上不全【五十肩】、更年期障害 50代女性
2014年8月31日 日曜日
症状

kata_itami

右肩が全く正常に挙がらなくなり、じっとしていても痛みが走り夜も寝られず、生活に重度の支障を来していた。また、更年期に伴うのぼせや発汗があった。





既往歴・生活習慣

手術経験などは特になし。直近の健康診断では肝機能障害という診断。

来院したきっかけ

整形外科にて五十肩という診断を受け注射を勧められるも抵抗があり、知人から紹介を受け当院に来院。

原因分析

この方の場合、初見で全く肩関節自体に肩の挙上不全の原因がないことがオステオパシー的検査で明確になった。人体の内部では縦横無尽に膜系が繋がっており、腹部の内臓の膜に引っ張られて肩が挙がらなくなっていることが多々確認されるが、この方の場合は肝臓の異常緊張によって肩の挙上不全が引き起こされていることが疑われた。

施術内容

肝臓周囲の膜系に施術を加え、内臓における膜のテンションを正常化させる。それと同時に肝臓の機能の改善を計ると同時に、食事や生活習慣に関する指導も行った。また、腕神経と動脈の流れを改善するため、関連する骨格と筋膜にも施術を加える。

改善経過

一度の施術後、肩にほとんど触っていないのに、肩の挙上が格段に楽になる。その後、3度目の施術の後、再び肝機能を病院にて調べる機会があり、その際に肝機能の数値が正常値を示していることが確認される。それとほぼ同時期に、右肩の痛みはほとんど緩和され、正常に行えるようになる。

解説

実は、更年期に差し掛かった女性に非常に多い現象として、肩の挙上不全(俗に言う四十肩、五十肩)が起きることがございます。もちろん、肩関節自体に原因があってこうした症状を起こしている方もおられますが、場合により肝臓などの内臓の膜に引っ張られてこうした症状を起こしているケースがあります。特に、肝臓の放散痛(内臓が原因でそれと関連する部位に起きる痛み)は右肩に出やすいのですが、上記の方はまさに肝機能障害と右肩の痛みが関与している疑いのあるケースでした。身体の中は縦横無尽に膜でつながれており、それはゴムでできたウエットスーツなどを想像して頂くと分かりやすいかもしれません。ウェットスーツの端を引っ張れば、引っ張っているところが足だとしても、その張力は全身に波及しますね?実は、それよりももっと複雑な張力の連鎖が人体の中では起こっていると考えられます。

 

女性の場合、更年期に差し掛かるまでは男性に比べて肝臓系統の病変が起きることが少ないのですが、それは女性ホルモン(特にエストロゲン)の働きによって肝臓が守られているとも言われています。しかし、更年期に差し掛かって女性ホルモンの分泌と生理的なバランスが変わってくると、一気に肝機能に障害が起きることが多いと考えられますが、そうしたことがきっかけとなって肩の挙上不全が起きる事例があります。【生理学的にこのメカニズムは完全には未だ解明されていません。しかし、経験則として更年期に肝機能に異常を来す女性が多いというのは、多くの臨床例から確認できます。ちなみに、オステオパシーにおける内臓領域の権威であるジャン・ピエール・バラルD.O.もそのことに著作で触れていますが、これは経験則と言えます。生理学的な科学的根拠と証明が待たれますが、オステオパシーの臨床家の間では、常識になりつつある現象です。】

 

肩自体に外傷を負ったわけでもなく、全く普段と変わらない生活をしていたのに突然肩が挙がらなくなるという現象には、多分に内臓の膜の緊張と内臓の機能不全が関係していることが疑われる事例がございます。そうした場合には、肩自体だけに施術を加えても根本的な改善が得られない事例が多くございます。あくまでも、オステオパシー施術では主訴が肩の痛みと挙上不全だったとしても内臓を含めた全身の検査と施術を行い、上記の方の場合は肝臓を中心とする内臓の膜の緊張や機能不全が緩和されたことにより、肩の痛みと挙上不全が改善したケースでした。ただし、この方は、同じ様な肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)を患っている方の中でも、改善が早期に見られた例であり、同様の症状を呈していたとしても、根本的な改善がみられるのにもう少し時間がかかるケースも多いということは、申し添えておきます。いずれにしても、当院の施術者は、特に女性の更年期に起こる五十肩は、運動器の問題というより、ホルモンバランスの異常や内臓の機能低下やそれに付随する膜の緊張などが深く関わっており、肩関節はそうした全身的な身体の変化の被害を受けて2次的に症状を呈した部位であると考えています。そうした理由から、五十肩という主訴であっても、肩関節だけの調整に終始するということをしておらず、あくまでも全身を視野に施術を致します。

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