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出生トラウマの軽減と小児の発達支援のためのオステオパシーについて。
2014年4月23日 水曜日

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今日は、出産にまつわる諸問題とそれに関連する小児の発達に関して、少々、お話をしたいと思います。

当院には、これまで赤ちゃんや小児の発達に関することで来院されたお子様が多数おり、全ての方とは言いませんが、お子様の行動や言動が施術後から変化が見られたということがございます。

オステオパシーのことをただ単純な『整体』という風に考えられている方にとっては、驚く方も多いと思いますし、半信半疑であることもあるでしょう。また、『頭蓋仙骨療法』が、小児の発達に有益であるということが発達障害のお子さんを持つ親御さんのコミュニティで噂になったことがあるようですが、この頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)というのはまさに、オステオパシーの一部なのです。(このことについては後日、詳細を書きます。)

 

オステオパシーでは今日まで、出生にまつわる諸問題や、小児の発達に関して緻密な研究が行われてきており、出産の際の経験や、母胎内における経験が、その後のお子さんの脳の発達や言動、行動に深く関係しているということが、突き止められてきました。

当院においても、何らかの出産にまつわることがきっかけでその後の発達に影響が感じ取れるお子様や赤ちゃんの施術を実践しております。

それは例えば、多動症や自閉症などの広義での『発達障害』という診断を受けているお子様です。

では、なぜそうした俗にいう広義での『発達障害』のお子様にオステオパシー施術が有益なケースがあるのか、述べたいと思います。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時などは、『子宮内圧』といって子宮のなかで様々な圧を受けていることがございます。
また、それが双胎妊娠(双子)であったりすると、顕著にそうした圧の影響を受けている場合がございます。

また、出産が場合により、帝王切開や吸引分娩、鉗子分娩などの医療的な介入をされていたり、臍の緒が首に絡まっていた、生まれた時に心肺機能が低下していた、産声を上げなかった、または、出産時間が24時間以上などの非常に長時間に及んだ場合などは、その出産の過程で身体的、心理的トラウマが形成されていることがあります。
【以後、こうしたことを『出生トラウマ』と呼びます。】

実を言いますと、そうした母胎内で受けた子宮内圧や出生トラウマは、成人になってもその人の症状や状態に影響を及ぼしていることも少なくありません。

また、人が発達していくうえで大切な部位として、骨としては頭蓋内の蝶形後頭底結合部(SBS)、脳の発育という意味では脳脊髄液の流れに深く関与する脳室などが例として挙げられますが、このSBSは非常に頻繁に出生トラウマの影響を受けるところで、SBSに強い歪みが生じるとそれに付随して成長にまつわる機能を抑制している場合もございます。それは、成長ホルモンなどの内分泌系の中枢である視床下部や脳下垂体といった部位が、このSBSに近接しているからということも考えられます。

分かりやすい例を挙げますと、赤ちゃんによっては頭蓋が平行四辺形の様に歪んでいたり(俗にいう斜頭)ことがあると思いますが、斜頭はまさに、そうした母胎内で受けた子宮内圧や出生トラウマの影響で形成されていることが多いのです。

場合によっては、片側ばかり向いて、もう片方を全く向かないという赤ちゃんなどは、この斜頭が形成されているか、状況によりさらに斜頭が助長されることがあります。

また、硬膜という脳を広く覆う膜の不均等な緊張も、斜頭の形成には一役買っています。
【ただし、母乳ではなく、早期に哺乳瓶で育児をすると、こうした向き癖が助長されることもあります。このことについては、後日解説いたします。】

実は、オステオパシーにより子宮内圧や出生トラウマの影響を早期に改善しておくと、出生トラウマの影響を減らせたり、脳の発育を支援することが可能です。また、海外などでは実際に小児の発達障害・発達支援を専門にしたオステオパシー院があるほどなのです。

オステオパシーでは、赤ちゃんや小児の頭蓋に受けた物理的な圧を減らしたり、脳に対する締め付ける様な硬膜の圧を軽減したり、場合によっては第一次呼吸【出生トラウマが原因で抑制されていることが多い。】の病変を改善することで、赤ちゃんや小児の発達に寄与できるところがございます。

言ってみれば、生まれてきたお子様にとっては、自分で自分の状態を言い表す術を持ち合わせていませんから、頭蓋や脳に緊張がある状態が当たり前だったとしてもその状態のまま毎日一所懸命生きているわけですが、早期にそうした出生にまつわる緊張状態を緩解させてあげると、今まで非常に落ち着きがなかった子が落ち着いてひとつのことをするようになったり、言動自体が変わるというケースが実際にございます。実は、俗にいう『発達障害』という診断を下されているケースでも、場合により、胎内における経験や、出生などが関与した体の構造的な問題に起因していることがあるということです。

また、赤ちゃんが日常的にお乳を勢いよく吐き戻すといった場合も、出生トラウマや脳神経系(迷走神経や舌咽神経など)の働きを阻害する構造的要因が存在することも少なくありません。

 

施術後に赤ちゃんの状態に喜ばしい変化が出た時は、本当に施術者としても嬉しく思います。

ただし、お子様により、性格的な特徴や発達に関する早い、遅いは当然ありますので、全てのお子様の発達に関わることがこうした体の構造的異常に起因するとは言い切れません。

また、『発達障害』(そのカテゴリー自体、あまり確定的なものではございませんし、私自身は発達障害という言葉があまり好きではありませんが)には、非常に多くの要素が関わっていると言えますので、オステオパシーが非常に有効なケースもあれば、親御さんが望むような成果がなかなか上がらないことも、当然あります。

 

特に、オステオパシーが有効と言えるケースは、明らかな出生に関する問題(出生トラウマ)が強くあるケースが多いです。それは先にも述べた、吸飲分娩、鉗子分娩、帝王切開、未熟児、双胎妊娠、臍の緒が首に絡まっていた、産声を上げなかった、脳性麻痺、長時間に渡る出生経験などですね。こうしたことが当てはまり、また、発達に何らかの問題がある場合などはオステオパシーは特に有益であると言えます。

もちろん、赤ちゃんに対するオステオパシー施術は、非常にソフトで安全な方法を使用しますので危険性は全くありません。また、赤ちゃんの頭蓋というのはまだ膜性であって骨の結合が大人ほど強くないため、早期であればあるほど、弱い力でも充分、変化を起こせると言えます。

私自身、発達に関わる小児の施術は大好きで、その子の人生に深く貢献できる喜びはオステオパスとして格別なものがあります。

 

今後も、小児の発達に関わるオステオパシーには特に力を入れていきたいと思います。

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