名古屋・オステオパシー/愛知・昭和区・瑞穂区・桜山・御器所/口コミ・くちこみ/治療院・整体・カイロプラクティック/痛み・症状/腰痛・肩こり・頭痛・ヘルニア・妊婦・産後・不妊症・逆子・ムチウチ・発達障害

052-838-5960
月・火・木・金 9:00~19:30
水:9:00~15:00
土:9:00~17:00
日曜・臨時休院日【研究会都合】
※詳しくはカレンダーでご確認下さい。
ご予約・お問い合わせページへ
WEBからは24時間受付。
※お急ぎの方はお電話下さい。
改善が見込める症例一覧
みなさまからの声
院長コラム
よくある質問
オステオパシー日記 健和トータルケア院長ブログ
リンク
オステオパシーと歯。【全身はつながっている・・・。】
2014年2月5日 水曜日

ha

 【歯の解剖学 金原出版株式会社より抜粋】

 

 

今日は、歯に関することをコラムとして書きたいと思います。

オステオパシーでは、体には一切無駄な部分はなく、体の各部位は他の部位と相互に関係しあっており、体全体はひとつのユニットであって、体全体でホリスティック(総体的に)にひとつの生命を営んでいると考えています。

とりもなおさず、普段何気なく歯医者さんで治療されたりしている「歯」に関しても、他の体の部位と密接に関係しあっていることが分かっています。

 

歯は、大まかに言ってエナメル質とセメント質と象牙質と歯髄から成りますが、実際に食べ物などを噛む際に触れる外側のエナメル質は発生学的には外胚葉由来であり言わば体の爪や皮膚に当たる部位ですが、その内側の象牙質は中胚葉由来であり、発生学的には体の筋肉や骨に相当するところです。そしてその内側である歯髄には豊富に血管や神経が通っており、モノを食べる際などにも非常に繊細な感覚を司っています。

『歯』というと一見無機質なイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、歯の内側では非常に緻密な生命活動が営まれており、古くから、捕食のために非常に重要な役割を果たしてきた『感覚器』としての側面があります。


想像して頂くと、人間は2足歩行して『手』を使って火をおこしたり、道具を作ったりできるようになった稀有な動物ですが、手を使えていない進化上の時間の方が圧倒的に長いわけです。その時代にどういったところが一番感覚が微細だったかと考えれば、そのひとつは、口腔と歯にあると言えると思います。

 

そうした痕跡を人間は今も残していると考えられ、人間の脳の発達において、「歯で噛む」という刺激が一役買っていたと考えられます。歯で噛むという刺激は、脳に刺激を与え、それが脳の活性化につながっているということが分かっています。手を使えていない生物だった時には、まさに『噛む』ということが脳の発達や進化に関与していた可能性が高いのです。
余談ですが、歯が全くなくなって噛めなくなった高齢者に認知症が起きやすくなるということが分かっていますし、逆に義歯をつけてでも噛んでものを食べるようにすると、認知症が改善しやすいことも分かっています。

また、歯と歯槽骨という杭とその台座とも言える骨の間は、釘植という形式で結合されていますが、オステオパシー的に見ていくとこれも立派な関節と捉えるべき特徴があり、微妙な遊びがあって、モノを噛む際の圧の調節をしています。そして、そうした圧調整に一役買っているのが『歯根膜』と呼ばれる膜組織なんですね。

オステオパシーではよく筋膜に施術を加えることが多々ございますが、こうした歯根膜などを介して歯に対してアプローチすることも臨床のなかでございます。実際、頭蓋から全身を傾聴してみた時、時折、歯に問題が出てくる方がいらっしゃるのですが、事情を聴いてみますと、何らかの歯科治療の後だったり、ちょうど噛み合せや顎関節に違和感を覚えていたりということが頻繁にございます。

そして、本来であればもう少し『遊び』が必要な部位であるのに、歯の微細な動きが強く制限されている場合、そこから引っ張られるように頭蓋内の他の部位に緊張が連鎖することがあり、また、噛み合せなどの問題は、これは歯科領域でもよく言われることですが、全身の生体力学的なバランスを狂わせる原因ともなります。また、歯の詰め物(構造とは違う観点から言えば、代表的なものはアマルガム)なども、全身に強い影響をだすことがございます。

意外に思われるかもしれませんが、オステオパシーは全身を視野に入れて施術を行いますので、歯に対するアプローチを行うこともございます。
それはもちろん、歯科医の様に、歯の状態そのものをどうこうするということではありません。例えば、明らかにひどい虫歯に侵されているとか、アマルガムなどの詰め物が関係しているのであれば、それは明らかに歯科医師の領域です。そういうこと自体に向けてオステオパシーで改善できると言っているわけではもちろんありません。しかし、歯痛を軽減すること、口呼吸を改善すること、歯の構造的緊張に由来する頭痛や症状を軽減することは可能なことが多々ございます。

歯と歯槽骨との間の固着を改善させたり、そのまま、上顎骨、口蓋骨などの頭蓋内の骨同士の動きを滑らかにするなどして、歯の緊張が全身に及ぼす影響を軽減させることなども行います。
場合により、オステオパシー施術後に歯痛が軽減することもございます。

実は、抜歯や歯科治療を受けた後などは眼に見えない歯に関する異常緊張が認められることが多く、そうした後に頭痛や顎関節痛などの症状を経験している方も少なくありません。

もちろん、歯科医師にも様々な考えの方がおられますので、優れた歯科医師には、全身と歯の関係性を考慮して、歯科医療を行っている方もおられます。

 

『歯』に関してはまだまだ奥深い話がたくさんありますが、オステオパシーでは、歯は人体の総体と密接に関係した大切な部位であり、全身とつながっていると考えています。

PAGE TOP